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夢の団地は今NHKで放映

    45年後・中年孤独死の課題を直視

9月24日(土)、NHK総合テレビで常盤平団地が取り組む「孤独死」の問題を放映しました。いま全国で問題化しつつあり、大きな反響を呼んでいます。

自治会、団地社協、民生委員が一致協力、文字通り地域ぐるみで取りくんでいるのが「孤独死ゼロ運動」です。この取り組みが、NHKテレビで全国に放映され、大きな反響を呼びました。
団地では、高齢化がすすむ一方、昔のような近所付き合いが薄くなっていますが、中高年をも含む高齢者との日常的な交流を広める中で、この問題に対処しようとしています。「あいさつ運動」の呼びかけも、その一環です。高齢化が進んだ今こそ、ご近所同士の相互理解が不可欠で、まず「顔を合わせたらあいさつを」、そして人間関係も明るく豊かな団地にしていこうというわけです。「孤独死予防センター」では、一人住まいの名簿を確認しながら一軒一軒訪ねています。この様子も放映されました。

放映前に、東京新聞(千葉中央版)がこの問題を報道。「孤独死対策、全国が注目」「向う三軒両隣の精神で」「高齢化進む松戸市の常盤平団地」「緊急連絡体制、安否確認の定期訪問」と、4本の見出しで読み応えのある記事となっていました。ほかにも、9月17日付け「ザ・ニューキー」、毎日新聞、千葉日報など各紙でも大きくとりあげられました。

孤独死問題に早くから取り組んできた常盤平団地には、名古屋市、滋賀県、札幌市、佐倉市、三郷市などからの講演依頼が来ていました。NHKがこれを敏感にとりあげ今回の放映となりましたが、いまや「孤独死」問題は、全国的なテーマとなったと言えるでしょう。


常盤平団地自治会では、「孤独死ゼロ運動」が全国的な問題であることから、NHK番組「クローズアップ現代」スタッフに次のような提案をいたしました。




自治会、団地社協、孤独死予防センターには、NHKの番組をみた視聴者の方からたくさんのFAX・Eメールをいただきました。
その一部を,要約してここにご紹介します。

三輪さん(柏市)
常盤平は桜祭りによく行っているので、今の状態を知りびっくりしました。
坂井さんたちの活動には本当に頭が下がりました。ご自身も高齢でいらっしゃるのに、年下の人を頑張って生きようと励ます姿には、感動しました。
一番心に残ったのは佐藤さんです。最初のころと最後では顔が全然違ってきていて、その前向きさにこちらも勇気をもらいました。ぜひとも頑張っていただきたいと思います。
坂井さんたちもお体に気をつけて活動を続けてください。応援しています。

松戸本町自治会・稲葉さん
自治会には、地域地域にとっての問題に積極的に取り組むという役割があることを、番組を見て感ずると同時に、常盤平におけるこの問題に取り組む皆様の真摯なお姿を感動を持って拝見いたしました。
最近「自治会とは何ぞや」という議論も出はじめておりますが、貴自治会の活動は、松戸の自治会の誇りとしていいものとも感じました。

千葉さん
NHKの番組をみた16歳の女子高生です。
「孤独死」について住民の皆さんが動いているということにまず驚き、すごいなと思いました。
とても悲しく涙が出てしまうところもあったけど、「社会とのつながりを失ってしまった」男性が、目標を見つけていきいきとしていたのを画面越しに見て、人の力って本当にすごいものだと思いました。「私はひとりでも生きていける」なんて良く思うのですが、実際そんなことは絶対にないんだ、人に支えられて自分は生きているんだと気づかされました。

茨城キリスト教大学・小林博教授
団地の高齢化に比例して、高齢者の「孤独死」の増加が予測されてきたのはいまさらいうまでもないことですが、その孤独死がむしろ中年世代に集中しているという事実は本当に衝撃的です。
高度経済成長と引き換えに失われてきた地域社会の福祉力。人と人とのつながりの大切さ、そのために私どもが努力しなければならない責任の大きさを、いまさらのように思います。